「TELEPHONE CALL」
ブルブルブルルルル...
電話が鳴った。
奴からの電話だ。
"決まりましたから。
11月15日土曜日B.B.KENCHANの店、
よろしくお願いします"
個展の真っ最中だぜ!!俺は苦笑い。
16分して又奴からの電話。
"ジャスティンが来れないそうです。
太鼓探してください。それにナガサキも。
ハ-モニカ抜きで。
しかしナガサキは近くの店でやってるので
暇を見つけて顔を出すそうですから。
太鼓の方よろしく、竹下はどうですか?"
THE SHAKESの竹下。
あいつもいろいろと忙しい...
声はかけてみるけど...
石橋の方はどうなんだろう!?
BASSの勝野は...!?
まぁ~どう言う形にせよ
BLUES FELLOOWSはやるって事だ。
竹下から電話が入る。
"OKです。でもそれって
BLUES FELLOWSじゃないじゃないですか..."
"そうたい!そうばってん、
ジャスティンが来られんて言いようけん
TAD三浦御大から、名指しで
竹下の名前が上がったっちぇ!
ここはひと肌脱ぐしかなかろうもん。頼むじぇ!"
"はい、分かりました。
ところで、リハ-サルの方は・・・?"
"リハやら無いじぇ!
当日、店で1時間通すだけ。それで終わりたい"
"分かりました"
こんな風に、
話は次から次へと短時間で決まっていく。
アメ-バ-のように
逞しく前へと進む。
止まる事は無い。
どんな形でも
とにかくやる。自分達の出来る範囲で...。
TELEPHONE CALL
夜中の二時過ぎだけはやめて欲しい
少しぐらい眠らせてくれないかい...