「一升六人扶ち」
2014年02月15日 12:47
"おぅ山部、久し振りやのぅ
明けましておめでとう・・・"
"会長!こないだは、
田川で行われた「山本作兵衛」の
オ-プニング・セレモニ-で、
歌わせてもらって有難う御座います。
あの時会長が、
カレ-屋に連れて行ったやないですか。
あそこの大将の熊谷、
昔「照和」で
"シュ-ル・モア"って言うBANDの
BASS弾きよったとですよ。"
"そうか山部、お前熊谷ば知っとんか~。
あいつのぉ金尾義郎のBACKで、
東京におったんぞぉ~。"
"金尾ねぇ~懐かしかぁ~。
ところでこないだ、
親父の曾爺さんが
秋月の乱で切腹した「猪野国」と言う、
田川の造り酒屋に、
お参りに行ったとですよ・・・"
"そうか山部、お前秋月か~
ワシも秋月の出身ぞ~。
そして今日PAしよった奴がおったろが~
あれの名前がの~
「母里」って言うったい。
そうたい、
あの「黒田節」の母里太兵衛の子孫たい。
がっはっはっはっは!
そうけんのぅ
昔からお前も母里も福嶋家から、
こき使われよったったい。
がっはっはっはっは・・・"
後から考えたら、
本当に不思議な巡り合わせだと思ったが、
昔から、
会長にこき使われよったと思ったら、
無性に腹が立ってきた・・・。
輪廻転生。
会長は、福嶋。
PAの男は、母里。
歌い手は、山部・・・
不思議なもんだぜ、まったく。