「その昔・・・」
柴山さんが言った"喋るな"と。
マコちゃんが言った
"そんなアレンジじゃ博多の恥"と。、
篠山さんが言った
"歌は初めから崩して唄ったらダメ"だと。
浜田さんが言った
"近頃何を聴きようとやぁ?"
浦田さんが言った
"お前、一生かませ犬で終わるつもりや!?"
坂田さんが言った
"お前達そのままで
いいっちゃないとや?"
奈良さんが言った
"BLUESを聴かんと...山部"と。
板東が言った
"真面目に音楽ばしようぜ!"
角野が言った
"お前だけが辛いんじゃない"と。
克が言った
"BEACH BOYSの良さが
やっと分かったよ..."と。
花房が言った
"山部のやって来た事は
嘘じゃない..."と。
森山が言った
"YAMAZEN!博多の三山になろう"と。
北里が言った
"MODSに入った新しいBASSです"と。
陣内が言った
"東京で生きていく為に
ツッパッて生きてるんですよ、誰もが"と。
鶴川が言った
"僕はBOWYの10年先を行ってますから"
穴井が言った
"やめて下さいよ..."
大江が言った
"あの車叩き売ってでも、
俺達デビュ-させてくれよ"
花田が言った"近頃何しよん!?"
池畑が言った。"よう!山部虎次郎"
井上が言った"博多は恐かぁ~"
下山が言った
"あんた達は博多の土地に甘えとったい"と。
山口が言った"もう恐くない"と。
原島が言った
"これからはROCKの世界
年功逆列ですから"と。
甲斐さんが言った"就職するけん..広島に"
拓郎が言った
"あんた達頑張りなさい。
先はまだ長い!"と
浦谷さんが言った
"山善芋引くなよ..."と。
記憶がどんどん消えていくのを
近頃切に感じる。
先輩達、同級生、後輩達...
皆の一言が、今でも俺の力となって生きている。
"僕のノートには君の名前は書いてある..."