「天国の入り口の切符売り」
2014年12月24日 19:20
年末こんな寒い日に思う事は
誰でも年を取るって事だ。
生意気なアイツは
二十歳そこそこで俺の肩を叩いて言った。
"YAMAZEN、今度天神3丁目で
レコ-ド屋始めるんです。よろしく!"
その若造が今じゃ50歳。
俺が30歳のギンギンの頃
奴は、夢と希望を持って
レコ-ド屋を始めた。
あれから30年。
奴は今だにレコ-ド屋をやってる。
規模は小さくなったけど。
先輩が言った
"善次郎。
誰であろうが
何でも始める事、終わる事は簡単たい
中身、要するに継続するとが
中々、難しいとじぇぇ~
分かっとうや!?
お前も
この世界で地味ながら
博多で頑張りよろうが
それが良かったい!頑張りやい!
俺も今年70歳になったばってん
まだまだお前達には負けんじぇ~"
確かに人間お互いに年を取る。
若い時
歳の離れた男と結婚したアノ娘。
人間、50歳過ぎたら
50も60も変わらない。
後は自分の心の持ち様だ。
先輩はいつまでも先輩。
同級生はいくつに成っても同級生。9
85歳のお袋は言う
"寒くなったから
風邪など引かぬよう気をつけなさい"
幾つに成っても
子供は子供、親は親だ。
皆、
楽しく歳を重ねていこうじゃないか。
あんたらより先に
棺桶に入るわけには行かない。
だって
天国の入り口の切符切りって言う商売は
それは辛いものらしい...