「教訓その壱」

2014年10月15日 18:13

五十二萬石
黒田の殿様から仰せつかった母里太兵衛。
肥後は熊本、
細川の殿様への献上物を届けに...
"母里、お前は大の大酒飲み
くれぐれも粗相の無い様に"


熊本城は大きい。六十四萬石。
黒田藩より位が上だ。
黒田の殿様から預かった大事な献上物。
細川の殿様大喜び。
"まぁ酒でも一杯注ごう"
"いや、殿様。
黒田の殿様から酒は飲むなと
固く言われております..."
"ほう、黒田武士は
わしの酒を呑めぬとぬかすか!
母里、お前は大の大酒飲みと聞いた。
この10升入る杯を飲み干したなら
拙者の好きなものを遣わすぞ。
のぉ~母里"

引くに引かれぬ母里太兵衛。
"それでは拙者が
この杯を飲み干したならば
拙者の好きな物を
もらうてもいいのでござるな..."。
"おぅ~上等。
好きなものを遣わせてやるわ..."

母里太兵衛。
一気に10升入りの杯を飲み干した。
"酒は呑め呑め呑むならば~
日の本一のこの槍を~
呑み干すほど 呑むならば~
これぞまことの黒田節~

"細川の殿様
母里太兵衛、約束通り飲み干しました。
それでは床の間に飾ってある
朝鮮征伐の折、
加藤清正公が虎退治に使われた
「日本号」を頂戴したい"
"それは・・・"
"武士に二言はありますまい"

日本号の槍を持って
飲みながら踊る踊る母里太兵衛。
"酒は呑め呑め 
呑むならば~..."

さぁ~熊本。
大きいぞ国は。
阿蘇山。
福岡と言ったら、せいぜい油山。
金崎、伊東ミキオ、仁輪加の皆が待っている。
打ち上げの酒は
美味い酒にしたいものだ。
「黒田節」の様にならんごと。
内の上さんが言った
"飲み過ぎないように。
あんた、分かっとろうねぇ~"
怖い怖い
気をつけましょう。

飲酒運転撲滅~~~~~!はがいか