「食べず嫌いの女」
女が言った。
BLUESが分からないと。
JAZZは好きだと...。
俺は空かさず答えた。
BLUESが分からなくて何がJAZZだと。
女はそれでも、マイルスがいいと言う。
ロバ-ト・ジョンソンは退屈だと..。
分かっちゃいねぇ~んだよ
まったく。
話にならない。
人の価値観って様々。
頭の固い奴は御免被ります。
まずは聴いて、答えて欲しい。
俺の価値観を
君に押し売りする訳じゃないけど
・・・努力して欲しい。
どんな音楽でもいいものはいい。
ギタ-とハ-モニカ。
シンプルでいい。
ピアノとサックス
ウッド・ベ-スに太鼓、いいじゃないか。
俺には分かる。
頭が柔軟なんだ。
遠くを見つめる君。
目の前の俺を感じて欲しい。
野暮な男かもしれないけど
誰よりも君のことを愛してる。
君にはBLUEしか見えないけど、
俺には色んな色が見えるんだ。
君のいいところを感じて
それ以上は求めない。
だって、それはFEELINGだろう。
価値観の差は埋められないけど
せめて二人だけの時は、愛し合おう。
だって、言葉は要らない。
BLUESもJAZZも同じなんだから。
同じ場所から流れてきてるのだから..
ROCKは分からないと言う君。
でも、BEATLESはいいと言う。
日本のROCKは何も知らない。
SONHOUSEの存在さえ。
それでいてJAZZはOKなんだね
BLUESもダメで、ROCKは何も分からない。
ただBEATLESは好きと言う
でも、そんな君が好きなんだ。
わかってくれるよね...。
さぁ~朝日が昇ったよ。
久しぶりにゆっくり眠れた気がする。
いつもの店で、待ってる
美味しいCOFFEEを飲もう。
砂糖をたっぷり、MILKもたくさん。
だって、君って
食わず嫌いの、大の音楽好きなんだもの。
いつか君にもBLUESが分かるよ..きっと。
KINKSって...知らないだろうね!?
いつか2人で聴こう。