記事のアーカイブ
「今夜決めろ」
2014年11月08日 15:26
飛行場の裏手を走る抜け道
LOVE HOTELの横にある保育園
目の前は
道を挟んで大型ス-パ-マ-ケット
ほんの20年の内に
この辺りは様変わり。
大昔からあるLOVE HOTEL
入りづらいぜ!
隣にはこのLOVE HOTELで
愛し合った証の子供たち...。
目の前は、
20年前このLOVE...
「その昔・・・」
2014年11月08日 15:14
柴山さんが言った"喋るな"と。
マコちゃんが言った
"そんなアレンジじゃ博多の恥"と。、
篠山さんが言った
"歌は初めから崩して唄ったらダメ"だと。
浜田さんが言った
"近頃何を聴きようとやぁ?"
浦田さんが言った
"お前、一生かませ犬で終わるつもりや!?"
坂田さんが言った
"お前達そのままで
いいっちゃないとや?"
奈良さんが言った
"BLUESを聴かんと...山部"と。
板東が言った
"真面目に音楽ばしようぜ!"
角野が言った
"お前だけが辛いんじゃない"と。
克が言った
"BEACH...
「どっちが先だ」
2014年10月30日 17:54
満足できないとSATISFACTION。
すべて黒く塗れ。
始まったマリアンヌの
19回目の神経衰弱。
君と僕とは"クモとハエ"
PAULは言う"なすがままに"
MICKは"血を流せ"
ホラ吹きイナズマは
JUMPING JACK FLASH
君に会いたい"MISS...
「夜明けの確認作業」
2014年10月30日 17:35
朝5時半
ベランダで寝起きの俺を、
犬のアランが
シッポを振って確かめに来た。
危うく一本目の煙草で
人差し指と中指を火傷するところだった。
気を取り直して
コンピュ-タ-の電源を入れる。
昨日から今朝まで
皆、何をしていたのかと興味津々。
台所からCOFFEEを入れる臭い。
鼻から先に目が覚める。
FACE...
「バランス」
2014年10月23日 20:55
左耳が聞こえない。
右目がボヤケてる。
鼻より口が大きい。
ハゲを隠す時代劇スタ-
...やっぱり髪があった方がいい。
笑いジワを伸ばしたら
全部可笑しくなった小柳ルミ子。
垂れ下がった尻。
洗濯板のブドウの乳首。
右足の膝は只今故障中。
腰をかばって
首をやられたROCKSTAR
足の親指は大きい方がいい。
ウエスタンブ-ツの履き過ぎで
つぶれた小指。
右手はブルブル震えて
左手は全く言う事を聞かない
還暦を迎えたSINGER。
モニタ-の音が小さいと
怒鳴りつけた浜田マリ。
昔の様に
そう簡単にJUMP出来ないぜ、陣内!
右足はダブルで叩いていた
HARD...
「食べず嫌いの女」
2014年10月15日 18:45
女が言った。
BLUESが分からないと。
JAZZは好きだと...。
俺は空かさず答えた。
BLUESが分からなくて何がJAZZだと。
女はそれでも、マイルスがいいと言う。
ロバ-ト・ジョンソンは退屈だと..。
分かっちゃいねぇ~んだよ
まったく。
話にならない。
人の価値観って様々。
頭の固い奴は御免被ります。
まずは聴いて、答えて欲しい。
俺の価値観を
君に押し売りする訳じゃないけど
・・・努力して欲しい。
どんな音楽でもいいものはいい。
ギタ-とハ-モニカ。
シンプルでいい。
ピアノとサックス
ウッド・ベ-スに太鼓、いいじゃないか。
俺には分かる。
頭が柔軟なんだ。
遠くを見つめる君。
「明日はきっと青空」
2014年10月15日 18:31
アノ娘は何十年前、
俺の後輩の彼女だった。
たしか「アケミ」と言う名前だった。
東京は国分寺の
ボロ・アパ-トで2人仲良く暮していた。
その時期
俺に東京でのLIVEが何本か決まった。
"狭い所やけど
良かったら山善うちに泊まったら?"
そんな具合で
後輩の三郎の家にお世話になる事になった。
奴は電報の配達をし
アケミは音楽雑誌のライターをしていた。
俺も奴らも、まだ若かった。
奴が仕事に出ると
アケミと二人になったが
色んな音楽を聞かせてくれた
特にアケミの好きな「HEATWAVE」を。
それから何年か経って
俺のRECORDINGが始まった。
三郎はピアノ弾きで
RECORDINGに参加
「教訓その壱」
2014年10月15日 18:13
五十二萬石
黒田の殿様から仰せつかった母里太兵衛。
肥後は熊本、
細川の殿様への献上物を届けに...
"母里、お前は大の大酒飲み
くれぐれも粗相の無い様に"
熊本城は大きい。六十四萬石。
黒田藩より位が上だ。
黒田の殿様から預かった大事な献上物。
細川の殿様大喜び。
"まぁ酒でも一杯注ごう"
"いや、殿様。
黒田の殿様から酒は飲むなと
固く言われております..."
"ほう、黒田武士は
わしの酒を呑めぬとぬかすか!
母里、お前は大の大酒飲みと聞いた。
この10升入る杯を飲み干したなら
拙者の好きなものを遣わすぞ。
のぉ~母里"
引くに引かれぬ母里太兵衛。
"それでは拙者が
この杯を飲み干したな
「TELEPHONE CALL」
2014年10月15日 18:00
ブルブルブルルルル...
電話が鳴った。
奴からの電話だ。
"決まりましたから。
11月15日土曜日B.B.KENCHANの店、
よろしくお願いします"
個展の真っ最中だぜ!!俺は苦笑い。
16分して又奴からの電話。
"ジャスティンが来れないそうです。
太鼓探してください。それにナガサキも。
ハ-モニカ抜きで。
しかしナガサキは近くの店でやってるので
暇を見つけて顔を出すそうですから。
太鼓の方よろしく、竹下はどうですか?"
THE...
「帰路」
2014年09月19日 18:40
ビルの谷間に吹く風
女達の話す声、笑い声
ビルの真上を飛ぶジェット機
一人、疲れたパッセンジャ-
俺も、
見知らぬ町で、
やっと心温まるコ-ヒ-にありつけた。
20年前のニュ-ヨ-クを思い出す
十字路に立たされたこの俺は旅に出た
自分自身を見つめなおす旅に
答えは、中々でてこない
何日経っても答えは出てこない
ただ時間だけが過ぎていく
誰もがパッセンジャ-
己の五感を、
フルにして歩き出せば
きっと、目的地に着くはず
長い道のりは 幾度となく
雨に降られ、
風に吹かれ
時には日照り続きの、
そんな毎日
思い悩む前に、
まずは一歩踏み出せば
きっと、そこには 答えがある
歩くのに、疲れた
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